UserNormalTranslatorとは?
UserNormalTranslatorはSoftimage上でのユーザ法線編集をサポートするツールです。
標準機能では手間の掛かる複雑な編集操作を簡単に行うことができます。
インストール
UserNormalTranslatorはアドオン(*.xsiaddon)として提供されています。
ダウンロードしたUserNormalTranslator.zipを展開し、展開されたフォルダにあるUserNormalTranslator.xsiaddonをSoftimageのビュー上にドロップします。
モデルツールバーの修正 > コンポーネントメニューにUserNormalTranslatorの項目が追加されていればインストールは完了です。
また、上記の手順とは別に任意のワークグループにインストールすることも可能です。
その場合はプラグインマネージャからインストールを行ってください。
インターフェースと機能
オフセットツール | |
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ユーザ法線に任意の値を加算または乗算して調整を行うツールです。 | |
A | オフセットの計算方式を追加モードにします。 追加モードでは、現在のユーザ法線の値と入力値を加算します。 |
B | オフセットの計算方式を乗算モードにします。 乗算モードでは、現在のユーザ法線の値と入力値を乗算(掛け算)します。 |
C | 入力した値でXYZ個別にオフセットを適用します。 |
D | 固定値でXYZ個別にオフセットを適用します。 |
E | 入力値を初期値にリセットします。 |
F | オフセットのタイプを絶対値に変更します。 オフ…入力値をユーザ法線の値に加算もしくは乗算(デフォルト) オン…入力値をユーザ法線の値に適用 |
G | オフセットで使用する座標空間を変更します。 オフ…オブジェクトのローカル空間を使用(デフォルト) オン…ワールド(グローバル)空間を使用 |
H | 入力した3軸の値でユーザ法線のXYZ軸をまとめてオフセットします。 |
球状化(放射状化)ツール | |
任意の中心点から放射状に延びるベクトルを生成し、ユーザ法線とブレンドさせることができます。 | |
I | 球状化の適用割合を入力します。 |
J | 固定値を入力して球状化を適用します。 |
K | 球状化の中心を指定するヌルを作成します。 コンポーネントを選択した状態で実行すると、バウンディングボックスの中心にヌルを配置します。 作成されたヌルは自由に移動させることができます。 ヌルが存在する状態で再度実行すると、ヌルは新しい位置に再配置されます。 |
L | 入力した値で球状化を適用します。 |
法線編集ツール | |
M | ユーザ法線を正規化します。 オフセットツールでは実行時に自動的に正規化されます。 |
N | ユーザ法線を反転します。 |
O | ユーザ法線を初期状態に戻します。 |
P | ユーザ法線を平均化します。 近傍のユーザ法線情報を参照して平均化します。 |
Q | 法線情報を維持したまま、ユーザ法線クラスタを再構築します。 法線がロックされたクラスタも正常に修復できます。 |
数値編集ツール(頂点カラーを使用) | |
ユーザ法線の数値編集をサポートするツールです。 頂点カラーマップを使用します。 | |
R | ユーザ法線の値を頂点カラーマップにベイクします。 頂点カラーはマイナス値を持てないため、値は0.0~1.0の範囲に圧縮されます。 頂点カラーマップはUserNormalTempの名前で自動生成されます。 |
S | UserNormalTempが持つ頂点カラーの値をユーザ法線マップにベイクします。 |